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今やCTFと競プロばかりだが、トビタテ生のアメリカ留学やTOEFL奮闘記

英語不得意学生のTOEFL iBT初心者が80点取った勉強法    ~TOEFLについて~

皆さん、こんにちは! Ken.Sです。

 

さて、今回から何回かに分けてTOEFLのことを長々と書こうと思います。

 

まず、前回にも書きましたがこのブログは英語が得意でない方向けです。なぜなら私も英語が得意でなく、TOEFLの勉強法調べても既に英語能力が高い方の記事が多く不便でした。2ヶ月で100点という記事見ても、初期状態80~90点…「違うだろ!!!」ってとある政治家のように言いたくなりますよね(古い?)。そう思った方は是非この記事を読んでください。

 

TOEFL勉強前の私の英語力は…

  • センター試験(現役、n年前) 約150点くらい
  • 英検 準2級 ※いつ取ったか忘れた
  • その他、TOEICなどは受験経験なし
  • 高校時はクラス平均点くらい、大学での英語の講義は何言ってるか分かんね状態

センター試験は長文読解が苦手でその対策の本を一冊と、有名なNext Stageと単語帳(DUO)を使ってました。その問題集も完璧とは程遠い出来でした。
こんな感じで自分は英語が得意というわけではありませんでした。中学の頃は英単語を結構覚えられていたのに対し、高校から難しくなって戦線離脱…。文法に関しても今でも a と the の違いや非制限用法の使い方は曖昧です(笑) そんな私でも80点取れたので、受験を考えている方の力になれるよう自分の経験など一つ残さず書いていきます!

 

 

 

 

ではでは、TOEFLという試験について簡単に紹介します。

 

TOEFLについて

Test Of English as a Foreign Language でTOEFL
日本では10時開始がベース(国によって違うらしい)です。Reading(R)、Listening(L)、休憩、Speaking(S)、Writing(W)の順番で行います。試験時間は約3時間半です。各30点満点で最高点は120点。
試験中には、鉛筆(1,2本)とA4のスクラッチペーパー(メモ用紙)が3枚ホチキス留めで配られます。TOEICと違い、試験中にメモを取るのが認められています。このメモ技術もTOEFLには必要になってきます。まずはListening中に鉛筆を折らないよう…。両方ともどのタイミングでも交換可能ではありますが、「交換」というのに注意してください。まだ必要なメモが書かれているスクラッチペーパーを交換しないよう気を付けてください。メモ技術についても触れていきます。
受験費は$235 ≒ 25,000円 と割と高めです。
TOEICとは違い、受験日は毎週土日にあります。2020年1月20日現在では、一度受験すると3~5日間受験できません(=土曜に受けたら次の日受けられません)。
また、受験6日後にオンラインで結果が確認できます。スコアレポート(手紙で送られてくる結果)は約2ヶ月後らしいです。スコアは受験後2年間有効です。

 

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この文字を見る度心臓発作になりかけました

 

他の試験と比べてTOEFLの特殊な点は、PC上に回答すること、受験生一斉スタートではないこと、ダミー問題というものがあること、Speakingで他の人の回答が合法的に聞くことができること、の4つです(他にもあったら追記します)。

 

まず、PC上の回答についてですが、試験ルームはパソコン教室のような部屋に一人ずつPCが割り振られパーテーションで区切られています。RとLは全て選択問題で、選択肢の横にある楕円もしくは四角をクリックすることで回答されます。ドラッグして選ぶものもあります。
Sはヘッドフォンに付いてあるマイクに向かって喋ります。試験官がいて対面で話す英検の二次試験とは全く異なります。WはPCのキーボードによってひたすら書いていきます。TOEICとは違いS,Wがあるので対策が難しい上に、自分では採点できないのがTOEFLの難しいところですね。
ちょっと脱線しますが、S,Wは人による採点とAIによる採点の2種類で採点するそうです(本当にAIなのか)。結果が芳しくない場合、リスコアを要求することができます(一回につき$80、スコアが変化した場合は返金されます)

 

次に、一斉スタートではないという点について。会場に行くと試験を受ける前にチェックインというものを行います。本人確認、誓約書の記入、金属探知機によるチェック、顔写真撮影、マイクテストを一人ずつ行います。そして席が割り振られチェックインが終わった人から試験スタートとなります。早い人は9:30にスタートします。

 

そして、ダミー問題について。ReadingとListeningのどちらかにあります。これはTOEFL主催者側が受験者の力量を図りたいだけの問題であり、得点には一切関与しない問題です。例えば、Reading20点とったこの受験者ならダミー問題はどれだけ解けていたのだろう、ってことを知りたいんですかね。

 

最後、Sで他人の回答が聞こえるという点。先程も述べましたが、マイクに向かって話します。なので、意図せず他人の回答が聞こえてしまいます。しかしながら、その人と自分の問題が一緒とは限りません。他人の聞くのは違反というわけではありませんが、まあ試験に集中する方が良いでしょう。
ここで私のオススメ。絶対会場に早めに入り(なんならトップバッター)、Sを最初にスタートしましょう。理由としましては、Lの間に他人のSが始まることがないため環境として良い。Sの問題でのListeningで他人の回答と被ることはありますが、せいぜい数人程度。皆がS始まっている頃にLやるのは地獄。絶対早く行きましょう。

 

 

 

TOEFLの試験構成や得点方式の変更

TOEFLは2019年8月に大きく内容が変わりました(他のサイトは古くてこのことについて言及していないものが多いです)。
ズバリ変更点は

  1. 制限時間や一部問題数減少
  2. MyBest Score という新しい得点方式

 です。2つとも大きな変更となります。一つずつ説明していきます。

  制限時間や一部問題数減少

 2019年7月までのTOEFL

  1. Reading 文章(600~700 words)3つ(ダミー問題がある場合は4つ)。文章1つにつき問題13~14問。制限時間60分(ダミー問題がある場合は80分)
  2. Listening 会話型1つ(約2分30秒)講義型2つ(各約5分)を1セットとした問題が2セット(ダミー問題がある場合は3セット)。問題数は会話型5問、講義型6問。制限時間60分(ダミー問題がある場合は90分)音源が流れている間も時間は進む
  3. Speaking Independent, Reading + Listening, Listening問題がそれぞれ2問ずつの計6問。準備時間はそれぞれ15, 30, 20秒。解答時間はそれぞれ45, 60, 60秒。ダミー問題は無し
  4. Writing Integrate(Reading+Listening), Independent問題がそれぞれ1問ずつ。解答時間はそれぞれ20, 30分。有効回答語数はそれぞれ150 ~ 225, 300 ~ words。Integrate問題のReadingの制限時間は3分。ダミー問題は無し

となっております。

 

2019年8月以降の変更点は

  1. Reading 問題数、制限時間が変更。13~14問→10問。制限時間60(80)分→54(72)分 ()内はダミー問題の場合
  2. Listening 従来の1セット+会話型及び講義型が1つずつのセット(以下、新セット)の計5つの文章が流れる。ダミー問題は新セットが1つ追加され、計7つの文章が流れる。制限時間は、回答中のみ時間が動く。従来の1セットが10分。新セットが6分30秒。順番はセット内の順番(会話型が先)は変わらないが、セット毎の順番はランダム
  3. Speaking Independent(1問目), Listening問題(5問目)が1問ずつ減少の計4問
  4. Writing 変更なし

です。

それぞれの問題は次回以降細かく解説していきます。私が初めて受験したのは8月下旬。この変更を知らずに受験したので驚きと焦りが顕著に現れました。Rの時間少なくない??Sの一部問題無くなってる???皆さんそうならないようにしっかり準備しましょう。ちなみに、現在流通している参考書のほとんどが旧方式のものです。しかし、問題が減っただけなので旧方式のものでも特に問題ありません。

 

 MyBest Score という新しい得点方式

TOEFL公式の運営側が発表したこの方式。何が変わったのかというと…

A君「前回のTOEFL、RとSは良かったのに他がダメで、今日はその逆だったよ…。これじゃいつまでたっても80点行かないじゃないか!!!」

こういうタイプの受験者にピッタリの新方式。今まで受けた試験の中で各セクションの最高点を得点として認めてくれるのが、MyBest Scoreです。例えばこのA君の場合、前回のがR20L15S20W15計70、今回のがR13L20S17W20計70だとしましょう。MyBest Scoreスコアだと全てのセクションが20点となり(下線部の得点が採用)A君は80点となります。TOEFLにいっぱい貢げばチャンスが増えるってことですね。しかし気を付けなければならないのは、MyBest Scoreを採用するかは大学毎で異なります。留学する場合は事前に調べておきましょう。

 

 

 

私のTOEFL結果

私がTOEFLを勉強していた理由は留学です。留学のスタートが当初は2019年11月の予定でした。TOEFLで80点取ったら留学を受け入れるということを8月に通知されました。留学支援金プログラムトビタテの合格が7月であったので、これで留学できると思っていたら突然の通知でした…。その前に研究室の方から必要なんじゃないの?と言われていたのですが、避けていました(笑)
英語圏の国へ留学を考えている方はおそらく必要になると思います。比較でIELTSという試験もありますが、一部アメリカの大学では利用できないです。つまるところ、留学を考えている方は英語の勉強は必須です。そしてその試験はほとんどTOEFLです。このブログを使いながら少しずつ勉強していきましょう。

 

さて、私は19年8月からTOEFL対策を始めまして

  • 約1ヶ月(2019/08/24)で単発60点
  • 約2ヶ月(2019/09/22)でMyBest Score70点
  • 約3ヶ月(2019/10/26)で単発70点
  • 約5か月半(2020/01/11)で単発80点

という結果でした。2020/01/18現在のスコアは単発81点、MyBest Score 83点です。

 

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スコア推移表

 

赤太字は各セクションの最高点を更新したときのものです。振り返ってみるとセクション毎の伸び方が全然違いますね。コンスタントに伸びたW、急に伸びたR。結局あまり伸びなかったLとS。Sなんて9月から全く上がらず…(笑) トピックで点数が大きく変わるなんてよく言いますしね!!! どのセクションも14点を切らなかったのだけは褒めたいですね(笑)

 

 

私の一日

留学するので休学している私は、基本的には1日中TOEFL対策していました。ただ、こんなにしなきゃいけないの!?と思わないでください。効率の悪かった部分もあったと思います。

 

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一日のスケジュール

 

朝起きて1時間のんびりしながら準備して、まずはシャドーイングとSpeakingの練習復習(研究室では出来ないので)。大学へ行く間の移動時間は自作単語帳をパラパラと見ていました。研究室着いて昼食前に問題解くようにしてました。午後はのんびり復習を行ってました。帰りの電車も同じように単語を眺め、DMM英会話の時間に合わせて夕食と入浴を柔軟に合わせていました。

 

自分がこのスケジュールにしたポイントは

  • 最低8時間は寝る
  • 早起きして本番のスケジュールに慣れる
  • 問題を解くのは昼食前(本番と同様に) 

です。勉強し続けているようですが、私は8時間寝ています。やはり、一番重要なのはちゃんと寝ることです。仮に6時間睡眠にして2時間勉強に充てたところで効率(特に集中力)が悪くなります。私の場合、昼食後必ず眠くなってそれに戦うか昼寝するかで悩んだり、精神的に弱くなったりします。なので、寝ましょう!早寝早起き朝ごはん、そして8時間睡眠が勉強効率化の秘訣です。

 

反省として、言い訳にはなりますが目標達成するまで時間がかかったのは、受験スパンがすごく短かったのが原因だと思います。80点いったら留学受け入れる、となるとすぐにでも達成したかったですからね…。なので基礎の部分がいつも足りなかったのだと思います。
9/22の受験後、勉強法を変えて基礎を身につけるようなものに変えました。もちろんすぐには効果が出ませんでしたが、12月の試験から徐々にそれが現れました。一年前からTOEFL必要ということが分かったらもっと違っていたかもしれませんね。それでも、8月の試験構成変更によりしんどかったでしょう(笑)

 

まとめ

  • TOEFLは特殊な点(PC,マイクを使う、開始時間が受験生毎に異なる)が多い
  • 他の受験生のSpeakingが聞こえる
  • 2019年8月からTOEFLの試験構成の変更及びMyBest Scoreの採用
  • 基礎力が大事
  • 睡眠も大事

 

さて次回からはこのような構成でTOEFLについて書こうと思います。

  • 基礎力編
  • Reading編
  • Listening編
  • Speaking編
  • Writing編
  • 受験前日、当日編

 

何か細かい質問などがありましたら、コメントもしくはTwitterにDM送ってください!

 

Twitter ID : @partender810

 

 

ではでは、今回はここまで!

See you next time!