英語不得意学生のTOEFL iBT初心者が80点取った勉強法 ~基礎力編~
皆さん、こんにちは! Ken.Sです!
今回はTOEFL対策にあたり必須な基礎力について書いていこうと思います。TOEFLの対策を始めたばかりの方や受験まで時間のある方は是非読んでください!
基礎力の大半は単語力
そりゃそうだろ、って思われた方がほとんどだと思います。そりゃそうですよね。単語力が無ければ文章も読めないし聞き取れないし話せないし書けないです。なので、対策を始めた方は単語帳を使って単語を覚えてください!!!ってわけじゃないんです。これは2つ目のステップです。
まずは発音記号から
じゃあ最初のステップは何かと申しますと、発音記号を勉強することです。厳密に言えば覚えなくても大丈夫です。この記号何だっけ、となっても調べればいいんです。なぜ発音記号を勉強するのかと言いますと、効率がいいからです。私の考えでは単語力と言っても3種類あります。文字(単語)から意味が分かる力と、音から意味が分かる力のInput2種類。それと、英語で自分の意見や言いたいことを表現する(話すor書く)力のOutputが単語力を構成する要素です。当然Inputから鍛えないといけません。何も入れてないとOutputするもんがありませんからね。そこで、単語を覚える前に発音記号を理解することで、文字から覚えると同時に音からの記憶も出来るようになります(そういう風な勉強をしましょう)。大体見れば分かるものが多いと思いますが、そんな読み方するの!?というものもあります。例えば「virus」。意味はウイルスなのですが、聞くと「バイルス」と言っているように聞こえます(ˈvīrəs)。Listeningで困惑しないために発音記号、仕方を勉強しましょう。
まず1~2週間でこの本をやりましょう。各発音記号の練習が出来る他、似ている音節の比較があるのが良いですね。英語の早口言葉もあるので面白かったです。また、アクセントの位置などListeningとSpeakingの対策になるかなりオススメの本です。
後に詳しく書くのですが、Speaking対策としてDMM英会話に登録していました。初回の無料授業で日本人講師の授業が取れます。そこで発音の練習をしてみましょう。「l」と「r」の違い、「b」と「v」の違い、「th」の発音の仕方など初心者だと難しいものがありますので是非練習しましょう。
個人的な意見なのですが、発音記号こそ中高の英語の授業できちんとやるべきだと思います。出てきた単語をそれっぽく言って終わるというのが今の教育方法だと思います。そりゃ日本人は英語を話すのが苦手だと言われます。だって、基盤を学校で教えてないのですから。グローバル化だとか、小学校でも英語必須にするとか言うのならばこの点を見直してほしいですね。
単語帳はやはり3800
次は単語を覚えていきましょう。もう一つのInputです。単語帳何が良いの?と悩む方は多いと思いますが、ほとんどのTOEFLに関する記事でもお勧めされている単語帳3800が一番だと思います。
買う前にLevel 1をぱらぱらと見てほしいなと思います。半分くらい知っていれば購入していただいて構わないです。しかし、英語の勉強が久しぶりでほとんど分からない覚えていないという場合は、先に大学受験用の単語帳などをお勧めします。自分は先の記事にも書きましたがDUO3.0を使ってました。
Readingに自信のある方は3800を発売している旺文社の英熟語700もお勧めします。文章を読む上で、このような表現はとても多いです。中にはこんな言葉日本語でも使わないってものもありますけどね(笑) この力は当然Reading以外にも活きます。Outputでこんな風に話せたら高評価狙えますね。
単語を覚えるにあたり、購入した単語帳をそのまま使うのはあまりお勧めしません。なぜかと言うと、人は知らず知らずのうちに他の要素も含めて一緒に記憶しているのです。なので出来るだけそういった要素を減らした方法で覚えていきましょう。
少し時間がかかりますが、このようなカードリストに書き移しましょう。まずは、使い方から。表には英単語、裏には意味や同義語、発音記号(読みにくい場合)などを書きましょう。通称theが付く、と書かれた単語はtheも一緒に書いておきましょう。意味は英英辞典のように書くのをお勧めしている方もいまして、それでもいいと思います。しかし、初心者の場合(100点以上狙わない場合)は、意味は日本語で書いていいと思います。同義語はある場合は必ず書きましょう。Readingの問題で文章一つにつき必ず1題は単語問題が出るので、必ず書いて覚えましょう。
例) augment と同じ意味を選べ -> increase (問題は英語で書かれてます)
なぜ、こういったカードリストに書くのかというと、大きな理由の1つとしては順番で単語を覚えないところです。私はこのカードリストを使って主に電車内で勉強していたのですが、何周かしたらシャッフルしてました。また、中には苦手な単語とか出てきた場合、それを集めたリストを作ることでより効率的に勉強できます。順番をシャッフルできるのであればアプリでやる方もいると思いますが、カードリストの方がflexibleです。中には動詞形容詞名詞など複数の意味を持つ単語もあるので、好きなようにカードリストに書けるのがもう一つの利点ですね。
ちなみに自分はこのリストを33個買いました。もう覚えたと思ったリストや苦手な単語を集めたリストも作りました。前者のリストに関しても、度々見直しましょう。結構忘れているものです。何回も何回も何回もやることで単語力、そして基礎力が身に付きます。近道は無いので、繰り返しやりましょう。
また、この3800にはCDが付いてきます。これを聞くことで音からのInputの練習もできます。次回以降で話しますListeningで聞き取れなかった単語など、何回も聞くことで苦手分野を一つずつ潰していきましょう。
80点目指す人はLevel 3までは覚えましょう。Level 3は100点目指す人が覚える単語と書いてありますが、Level 2じゃ正直心もとないです。InputとしてLevel 3(出来たら4も)、OutputとしてLevel 2 & 3の半分くらいが扱えるくらいが80点目標の方が目指すべき単語力かなと思います。3800の優れているところは、Level 2&3の単語がReadingの単語問題で出題されるのがほぼ確実なところです(過去問で1,2回Level 4のが出てきました)。なので、Level 3までは確実に覚えておきたいんです!
もちろん、Inputをある程度こなしたらOutputの練習もしましょう。出てきた単語を使って英作文を書くor話すみたいなことをしましょう。認知心理学の観点からすると(1つ授業取ったことがあるだけです)、Outputの練習は長期記憶になりやすいらしいです。つまり、忘れにくいのです。初めて見る単語や苦手な単語でやるとさらに効果的です! 次のTOEFL初回受験の後でも構いません。出来るだけ期間を空けずに英単語に触れましょう。
一回TOEFLを受験してみよう
Level 1を9割方覚えたら、一度TOEFLを受験しましょう。お金が厳しいという方は過去問をやりましょう。この場合、SとWが採点できないのが難点ですが…。
なぜこんなに早く受験するのかと言いますと、試験に慣れるのと得意不得意分野をしっかり把握するのが重要だからです。最初は歯が立たないと思います。それで良いんです。自分の場合、本試験でなく過去問でやってみました。R13,L7でした。S,Wはまあ10点前後だったと思います。この結果からReadingが得意ということが分かったので、それを伸ばすように勉強しました。
タイプ別80点の取り方
80点目指す際に全てのセクションで20点取る、というのはなかなか難しいです。逆に言えばそういった方は90,100点も狙えると思います(笑) 20点越えのセクションは2,3個で80は行きます。初回受験の結果より得意セクションが分かったと思うので、それを基に80点の取り方を工夫していきましょう。
Reading
Rが得意な方はがっつり稼ぎに行きましょう。日本人のほとんどはこのタイプだと思います。ちなみに私もこのタイプです。結果は前回の記事を見て頂ければ…。RはLよりも高得点狙いに行きやすいです。なぜかと言うと、RとLで同じ正答率だとしてもRの得点の方が高くなるからです。大体の計算ですが、8割正解:R26,L20 6割正解:R18,L13 くらいです(TOEFL公式問題集より)。この差は歴然ですよね。Lの問題が簡単だからこうしているのでは?と思ったあなた。さてはTOEFL受験してないですね? まあListeningは取りにくいのです。
R得意な人はなぜWで21点狙うのかと言いますと、文章読める人は書くことにもその能力が使えるからです。実際自分がそのタイプです(前回の記事参照)。ということなので、LとSで目標越えたら得意セクションに比重を置いていいと思います。
Listening
L得意な方(羨ましい)は、ややバランス型になります。Speakingが17点と唯一20以下の目標にしているわけは、Speakingが一番得点取りにくいからです。Lが得意な方はS,WのIntegrate問題も苦にならないと思うので、高い点数が狙えると思います。
Speaking
一番バランス型ですね。S得意な方はもうネイティブか海外経験のある方ではないですかね。あの準備時間の短さで充分に話すことができる方は、話すスキルが高いかつ頭の回転が速い方です! そのような方は苦手なセクションが無いと思うので、平均的に点数が取れると思います。もう一つ武器が欲しい場合はLを鍛えましょう。S得意な方はLも高得点の人が多いです。
Writing
Rと同様、W得意な人はRも出来ると思います。ほとんどRと変わらないですね。Wがコンスタントに取れるような気がします(経験談)。Output系セクションなので練習が難しいとは思いますが、頑張りましょう。毎日何か英語で書く作業をするといいと思います。
まとめ
- 英語の勉強の基盤は単語力
- まずは音からのInputが出来るように発音記号を勉強
- 英単語を覚えるためにカードリストを使う
- ある程度単語を覚えたら一度TOEFLを受験する
- その結果より80点の目指し方を決めよう
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次回はいよいよ各セクション毎の細かい点などを書いていきます!
See you next time!