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今やCTFと競プロばかりだが、トビタテ生のアメリカ留学やTOEFL奮闘記

英語不得意学生のTOEFL iBT初心者が80点取った勉強法   ~Speaking編~

皆さん、こんにちは! Ken.Sです!

今回は日本人が最も苦手とされるセクション、Speaking編です。私もめちゃくちゃ苦手です。正直なところ、このセクションで20点越えることはかなり難しく、他のセクションに比べても段違いです。しかし他のセクションで25点必要などという状況にならないよう17~18点を確実に取れるように頑張りましょう!

 

 

 

TOEFLのSpeakingとは

  • 自分の意見を述べるIndependent問題1問と、学生の会話や講義の内容をまとめて話すIntegrate問題3問で構成されている
  • ダミー問題は無く、実施時間も短い(15分程度)
  • 問題の内容、構成はある程度決まっている。
  • 付属のヘッドホンに付いてあるマイクに話す。
  • 採点は人間とAI(?)が行う
  • 一つの問題について4点満点で評価される。(4点:完璧な内容。多少のミスは許される, 3点:問題に沿っていた内容且つ制限時間の間ほとんど喋っている, 2点:制限時間いっぱい喋る ,1点:途切れ途切れ、言っていることが分かるが理解しようとしないと難しい, 0点:何も話さない、もしくは言っていることが問題と全く関係ない)
  • 4問の採点の平均値により30点満点でスコアが計算される。(4.0 : 30pt, 3.0 : 23pt, 2.0 : 15pt, 1.0 : 8pt)

 

 

 

初めて問題を解いた時の所感

  • 人がいるところで英語を話す抵抗感が大きい
  • (模擬テストで)自分の声を録音して後から聞く恥ずかしさ
  • 三単現や過去形など平気に忘れて喋ってる
  • 言葉が出ない
  • Preparation time短すぎる
  • の割にResponse timeは長すぎる

 

 

 

Speakingに必要な力

単語のOutput : 単語のInput : テンプレート = 5 : 4 : 1

ほぼ単語力といったところですね。Outputも当然必要ですが、Integrate問題においてListeningやReadingが出てきます。基盤が出来てないとそもそも理解できないので、話すことが何か分からない状況になってしまいます。Integrate問題でのLとRは、ListeningとReadingよりかは簡単ですが、単語力はあればあるほどより良い理解やSpeakingが出来るのでじっくり鍛えましょう。

またSpeakingは毎回問題の内容が似ています。なのでOutputするときにテンプレートを作ることで、ある程度はレスポンスが楽になるかと思います。他の記事ではテンプレートを作ればすぐ点数伸びると書いてあるものがありますが、あくまでもそれは基盤がしっかりしている人のみです。ある程度の外枠が決まっていても、内容がしっかり分かっていない場合は意味がありません。焦らず基礎力を磨いていきましょう!

 

 

問題構成

  • 1問目

お題(問題)に対してAgree / Disagree の態度を取り、意見を述べる。Preparation timeは15秒、Response timeは45秒。唯一のIndependent問題。

 

  • 2問目

大学の何かしらの変更や学生の意見が掲示板(?)に貼られている。それを45 or 50秒でReadingし、その後二人の学生がその題に対して議論を展開するのでそれをListeningする。二人のどちらかの意見(基本的には多く喋っている方で、否定していることが多い)をSummarizeし60秒で述べる。Preparation timeは30秒。

 

  • 3問目

大学の講義をListeningするが、その前に前提知識のようなものを45 or 50秒でReadingする。その内容をSummarizeして60秒で述べる。Preparation timeは30秒。

 

  • 4問目

大学の講義をListeningする。その内容をSummarizeして60秒で述べる。Preparation timeは20秒。

 

 

旧式からの変更点

  • 元は6問の構成だった。変更前の2,3,4,6問目が今の1~4問目。
  • 変更前の1問目は自分の意見を述べるIndependent問題、5問目は二人が会話していて、どちらかが問題を抱えており、もう一人が解決策を2つ提案する。

 

攻略法(テンプレート付)

まずは2点の評価をされるために制限時間いっぱい喋るようにしましょう。出来れば途中で途切れることがないようにしましょう。また、Integrate問題ではReadingやListeningで出てきた単語は出来るだけ使わずParaphraseしましょう(重要な単語は除く)。言い換えを行うことでちゃんと理解されていると評価されやすくなります。コツとしては最初はテンプレートをある程度把握して、___の部分をメモしてつっかえず話しましょう。

1問目

自分の意見に対して、それをSupportする内容を2種類述べましょう。

構成としては、賛成か反対か→理由がいくつあるか→第一の理由→それのSupport→第二の理由→それのSupport(→「だから私は賛成/反対だ」、時間があれば)といった感じです。日頃から理由を複数考える癖を付けると楽になります。お題が出たらすぐに賛成もしくは反対するかを決め、2つの理由を考える時間を増やしましょう。それでも15秒とは短いですが…。問題を解いた後に選んだ意見に関わらず、両方の意見をSupportする理由を3つ、合計6つ考えましょう。この理由を考えるスキルが伸びると、この問題は楽になります。ここで重要なのは、話す内容の真偽は問われません。話の真偽よりも展開の仕方が重要なのです。嘘や作り話だとしても、話せればこちらのものです。このスキルは普段あまり使わないので難しいですが、頑張って鍛えましょう。

メモの取り方としては、2つのSupportを数単語で簡単に書いておきましょう。下の例だと、price twice, cook といった感じです。時間が少ないので文で書かないように、また理由(下の例だと安い、健康)はメモしないようにしましょう。同様の理由で時間が無いので、一番話すのが難しい理由の詳細をメモしましょう。

例)外食が好きか、家でのご飯が好きか。

家でのご飯が好き。安い→外食費は家でのご飯の2倍かかる。健康→母親が調理師であるから、ヘルシーな食事を毎日食べることができる。こんな感じです。

I prefer to ________________________. I have two reasons to support my opinion. First, _______________________________. For example, / According to the research, / Some people say that ____________________. Moreover, ___________________________. For example, / According to the research, / Some people say that ____________________. (That's why I like/agree with _____________.)

 

2問目

まずは一文程度で掲示板(?)に書かれていることを説明します。重要なのはその後の学生の意見です。大体は反対した学生の意見とその理由2つを述べましょう。自分の場合はListeningの方が苦手であったので、Readingをしっかり読むことで、学生が何を否定するかを予想します。基本的には、Readingで書かれていることが否定されます。学生がそれをどのような理由で否定したかが理解できれば後は話すだけです。また、この問題から過去形や三単現に気を付けましょう。

メモすべきなのは、Readingの説明と学生の意見の理由2つです。Readingで早く読んで時間が余ればテンプレートなり説明を補うように文章を書いてもいいかと思います。けど大事なのはメモよりも内容の把握です。メモに集中しすぎないようにしましょう。内容が把握できればPreparation timeでメモを補ってある程度話せると思います。

The article describes that _________________. The man / woman agrees / disagrees with this statement / announcement. S/he provides two reasons to support his / her opinion. First of all, ____________________. S/he also says that _____________________. Next, ________________________. According to him / her, _____________________. For these reasons, s/he feels that ____________________.

 

 

3問目

この問題も2問目と同様、Listeningが苦手の場合Readingで補うことができます。これもListeningの方が重要な部分が多いのでしっかり聞いて、その点重視で話しましょう。そのためにReadingで事前知識を把握することが肝心です。Listeningは基本的には2つの例を使ってReadingで述べられた単語やある現象の説明をします。その例を使って言いたいこともReadingに書いてあります。私の考えでは、Readingでしっかり内容把握できれば問題ないかと思います。

メモすべき点は、これも2問目と同様トピックと理由です。Readingで時間が余ればメモに充てましょう。

The reading is about ____ which the passage defines as ______________. The professor explains it in detail. S/he gives an example of ____ to illustrate this. S/he insists that ___________________. So this example clearly describes _________________.

 

4問目

この問題はListeningしかないので難しいです。加えてPreparation timeは20秒と2,3問目より短いので、一番Speaking skillが問われていると思います。 3問目と似ていて大学の講義が問題となります。何かしら単語や現象を説明するのに2つの例やタイプを紹介します(例:人の記憶には短期記憶と長期記憶の2種類があります)。これらを1つずつ要点を説明しましょう。

内容としては結構細かい話なので、メモするべきことが多いです。理想としてはトピック2種類の何か、その詳細です。1,2単語程度で簡単にメモして、Listeningに集中しましょう。

 The professor discusses _____. He describes two types of ____ in his lecture. The first type is ________, which he defines as _______________. He gives an example of ________ to illustrate this. He insists that ______________. Another type is ______, which he explains as ______________. He provides an example of ______ to describes this. He mentions that ____________. That's how the lecturer explains _______.

 

勉強方法

 

始めたばかりの方(~10点)

まずは英語を話すということに慣れましょう。 オススメなのはDMM英会話です。初めはフリートークやデイリーニュースを選んでください。また、何度も言いますが時制や三単現はすごく間違えやすいです。練習でも自分の声を録音して聞いてみてください。最初は短所しかなく落ち込むかもしれませんが、折れずに続けてください。欠点を理解することで気を付けるべき点が見えてきます。

次に勉強すべきことは発音です。アメリカ人並になる必要はありません。各国のイントネーションなどは違うのでその点はちゃんと考慮してくれます。が、発音は別問題です。「l」と「r」、「b」と「v」の違いや「th」の発音は難しいので練習してください。この前の記事でも書きましたが、こういうのは中高でやるべき内容だと思います。英語を話せるようになることはグローバル化の進む現代で重要な武器になるので、こういったスキルを伸ばす指導をするべきです。

教材はTOEFLの公式問題集や旺文社のSpeaking対策本のChapter2などが適切です。

「旺文社 TOEFL Speaking」の画像検索結果

 https://www.obunsha.co.jp/product/detail/094437

 

経験が付いてきた方(11~17点)

慣れてきたら、DMM英会話でTOEFL対策の授業を取ってください。なかなか専門の先生が見つかりませんが、頑張って時間を作ってください。話すことがSpeakingで高得点を取る一番の近道です。

また、実際にやった問題の復習として自分なりの答えを作りましょう。これはライティングの勉強にもなります。作った答えが制限時間内に収まるか、もう一度それを見ずにResponseするなどしてみてください。

本試験に向けて、制限時間の間ずっと喋るように英語のOutputの練習をしましょう。これだけですぐに15点は行くと思います。練習として公式問題集や旺文社の問題集Chapter3以降やYouTubeでも問題があります。

 

高得点を狙う方(18点~)

私が18点を取ったことが無いのであまりアドバイスをすることが無いのですが、ここまで点数取れている方は質の向上を目指すべきかと思います。Integrate問題での学生の意見を省くことなく話すことや、主張したいところで強く言うなどすれば20点代まで行くと思います。

また18点以上取れる方は、テンプレートに頼らない方が良いかなと思います。テンプレートだと限界があり、問題によっては当てはまらない場合があります。そのリスクを下げるために、英語を話す機会を増やすといいと思います。

 

 

本番中避けるべきこと

  • ReadingやListeningに出てくる単語や文章をそのまま使う
  • 同じ単語を何度も使う
  • 言葉に詰まり何秒も黙る
  • 「あ~」などの要らない言葉を喋る
  • Speaking中に時間切れ 

 

 

 

まとめ

  • 英語を話すことに慣れる
  • Response timeはずっと喋る
  • 各問題の特徴を覚えて重要点を抑える
  • メモするときは短めに
  • Preparation timeでテンプレートを完成させるくらいに

 

次回はセクション対策最後のWriting編です!読んでくださりありがとうございます!

 

See you next time!