英語不得意学生のTOEFL iBT初心者が80点取った勉強法 ~Writing編~
皆さん、こんにちは! Ken.Sです!
今回はセクション対策最後のWritingです。中高の試験で多少英作文をやったことあるとは思いますが、2,30分もずっと英語を書くなんてなかなか経験がないと思います。慣れることが攻略の近道ですので頑張って英作文に慣れましょう。
TOEFLのWritingとは
- PC上に記入する。
- キーボードが日本のとは違う(US方式)。アポストロフィを使う時注意。対応表は横に置いてある。
- 計2問で構成され、ある記事をReadingしてそのことに関する講義をListeningしてそれを要約するIntegrate問題と、あるお題に関して自分の意見や考えを記述するIndependent問題がある。
- 制限時間は、Integrate問題が20分、Independent問題が30分。
- 語数が決められている(Integrate問題:150 ~ 225 words, Independent問題:300 words ~ )。現在の語数は右上に表記されている。
- Integrate問題はある程度構成が毎回似ている。
- 人間とAI(Speakingでもありましたが、本当はただのコンピュータだと思います)による5段階評価によりスコアが決まる。(平均が5.0 : 30pt, 4.0 : 25pt, 3.0 : 20pt, 2.0 : 14pt, 1.0 : 8pt) 語数が足りないと5段階評価で2,3程度になってしまうらしい。
初めて問題を解いた時の所感
- 制限時間長いなと思ってたら、気付いたら時間が無くなってた。
- 英語をタイプするのに慣れない。打ちミスも多い。
- 語数が足りない、特にIndependent問題。
- Integrate問題のListeningが難しい。Listeningが元から苦手であったから尚しんどい。
おそらく最初の時は10点くらいしか取れなかったですが、それでも23点取れるようになりました!Speakingと違って咄嗟に何か出力することは無いので、まだ楽かなとは思います。頑張りましょう!
Writingに必要な力
単語のOutput:文法力:単語のInput = 6 : 2 : 2
出力する問題なので単語のOutputが重要です。Speakingと同じで自分の思ったことを表現する必要があるので、それがすぐ出るようにこの力を鍛えましょう。覚えたばかりの単語や苦手な単語をを積極的に使いましょう。次に重要な要素は文法です。高校英語範囲でほぼ大丈夫であると思います。英語に触れるのが久しぶりの方はこちらかNext Stageなどをやってみてください。
続いて、Integrate問題でReadingとListeningがあります。Readingは回答中にも見ることができますが、Listeningは一回しか聞けません。Listeningスキルも必要なので、鍛えましょう。
問題構成
- Integrate問題
ある現象についてそれを肯定/否定した書かれた記事をReadingします。この記事は3つの理由で肯定/否定します。同じトピックの講義をListeningします。ここでの内容はReadingの内容と反対です。3つの理由全てを否定します。その後20分でWritingします。この間はReadingの内容が確認できます。規定語数は150 ~ 225 wordsです。
- Independent問題
あるお題について自分の意見や考えを述べます。ちょっと前はお題がYes / No 疑問文でしたが、近年はあるお題の解決方法として3種類程度用意されどれかを選ぶといった問題もあります。制限時間は30分の、規定語数は300words以上です。
旧式からの変更点
無いです!強いて言えば、Independent問題の出題内容くらいですかね。
攻略法(テンプレート付)
重要なのはParagraph Writingです。段落を表す時はスペース4つです。
Integrate問題
まずは、Readingの内容を把握することです。そして、どの部分をListeningが否定してくるかを予想することです。特に私の場合はListeningが苦手だったので、Speakingと同様Readingで多くの情報を仕入れることに力を注ぎました。3つの理由とその裏付けの軽くメモします。スクラッチペーパーには、3つの理由は離して書きます。私の場合は、スクラッチペーパーの左半分にReadingの理由を書き、その右にListeningでの対応する否定ポイントをメモします。しかし、Listening中は一切メモせず音源が終わってからメモしました。理由としては、メモしなくても講義後まで覚えていられる、その分Listeningに集中できるので細かいポイントまで把握できる、20分は意外と時間あるのでその1分程度メモするのに時間かけても問題ないからです。
Writingすることは1つの段落中で、Reading主張ポイント①→その裏付け→しかしそれをListeningが否定しました→なぜなら…→だからListeningはこう主張してます、といった流れで書きます。こんな感じだと、文章の流れとしても分かりやすく、読みやすいですよね。最後に結論があるので、言いたいことが伝わりやすいです。これは第2~4段落に相当します。では第1段落は何を書くのかというと、両者は(Topic)について議論している。Readingではこう言っている一方、Listeningでは以下の理由によりこれを否定している。このくらいで充分です(詳しくはテンプレートを見てください)。第5段落で一文くらいでまとめを書きましょう。「Listeningではこう言ってたよ、Readingではこう言ってたけどね」と言った感じです。
全5段落での目標語数としましては、第1 : 30 ~ 40, 第2~4 : 70 ~ , 第5 : 10 ~ 20 wordsです。計算すると、規定語数の225 wordsを越えますね。良いんです。規定語数を下回ると頑張っても5段階評価の3までしか採点されませんが、越えるのは良いんです。おそらく、TOEFL側としては文字数稼ぐ勢を減らしたいのだと思います。しかし、Listeningの内容全て書いたらこの語数軽くオーバーしてしまいます。内容をきちんと把握したことを伝えるため、語数オーバーはしても大丈夫です。しても減点されなさそうです。私の場合、23点取った時は300 wordsくらい書きました。
あと細かい点としては、分かりにくいaとtheの違いです。この問題の場合、基本的には全てにtheを付けます。記事も講師も一つに絞ることができるので、aではなくtheです。三単現にも気を付けましょう。
時間配分としては、最初の1,2分でメモしたり構想を考えます。次に数分で第1段落を書き、次の3つは4分程度で書き上げます。最後にちょちょっと最終段落を仕上げ、残り数分で見直しをします。見直しすべき点は、スペルミスや時制の一致、三単現などの簡単に修正できるものです。構文や構成など時間がかかるものは時間切れのリスクがあることや正しく修正できるか曖昧です。時間があったらやる程度にしましょう。
Both the article and the lecture discuss ______. Whereas the author of the reading claims ___________ , the professor denies this statement by explaining that ___________ . S/he provides some/three reasons to support his opinion/view.
First of all, the passage insists that ___________ . However, the lecturer opposes it because he thinks that ___________ . S/he also describes that ______________. (ここに何文かあっても良い) That's why s/he says that ______________ .
Next, the speaker disagrees with the article, which asserts that ___________ . S/he sets forth that __________________. (ここに何文かあっても良い) So, s/he believes that __________________ .
Finally, the reading, which mentions that ______________ , contradicts the lecture. The professor accounts for that _______________ . (ここに何文かあっても良い) For this reason, s/he alleges that _____________ .
In conclusion, the article explains that ____________ . However, the lecturer negates this by stating that ______________ .
Independent問題
この問題はとにかく書くことです。語数を稼いでもその分ミスをしていたら意味が無いと思っている方、そうではないんです。私の場合、語数が多い時ほどスコアが高かったんです。おそらく、仮に100wordsにつき5ミスしている人がいたとして、その人が400, 500words書いたエッセイがそれぞれあるとします。ミスの比率は同じでも、語数多い方がスコアが高くなる傾向があります。なので、とにかく書きましょう。500words程度書いた時は安定して20点を越えることができました。まずは最低語数の300wordsは越えるようにしましょう。
お題に対して3つの理由を考えましょう。ここで気を付けるべきなのは、それぞれが異なる理由になるようにしましょう。重複していると同じことを言っているだけなので評価が上がりにくいです。
次にParagraph Writingを行います。重要になってくるのは、Topic Sentenceです。Reading編でも書きましたが、なぜこれをTopic Sentenceにしたのかが分かるようなParagraphが書けると完璧です(まあこれができる人は最低でも4は取れますね)。基本的にはTSは3つの理由の一つです。「私は○○であるから××だと思います。」がTSだと、これを言いたいからParagraphのBody部分でその理由を述べているのかが分かります。最後に、「だから、××だと考えています。」と結論(=TSの内容と一緒)を述べましょう。
上記のは第2~4段落に相当します。では第1段落には何を書くのかと言うとIntroduction(導入)です。例えば、人類の技術の進化は地球温暖化の原因である、賛成か反対か?というお題に対して、私なら導入は次のようにします。「現在、地球温暖化は世界共通の問題となっています。その一因として温室効果ガスの排出の増加が考えられます。太古の時代は温室効果ガスの一つである二酸化炭素を放出するのは人間くらいしかいなく、その二酸化炭素を酸素に変える植物が多かったです。しかし、現在は植物の数が減り人口も増え、車などが人間よりも多くCO2を排出します。だから、私はこのお題に賛成です。」とします。焦点を大きなところからどんどん小さくしていきお題とつなげるのがベストかなと思います。
最後の第5段落はまとめです。ここのみテンプレートがあるので、活用してください。
時間配分は、最初の5分で3つの理由とIntroductionを考えます。次に数分でIntroductionを書き、メインの段落3つは理想ですが各7分で済ませます。最後に数分でまとめを書き、残りを見直しに充てます。やり方はIntegrate問題と一緒です。私の場合、ほとんど見直しはしませんでした。それだけ多く書こうとしました。
In conclusion, there are some merits to ______. Not only _________ , but also _____________. Moreover, ________________. For these reasons, _________________.
勉強方法
添削としてGrammarlyを使うことをお勧めします。無料版でもある程度はなんとかなりますが、高得点を狙うなら有料版の方が同義語や構文の修正をしてくれるのでかなりオススメです。無料版を使っていると、しばらくすると有料版のクーポンが送られてきます。それを使って有料版にアップグレードしましょう。
また、練習にはWordを使わないようにしましょう。タイプミスをした時に赤線が出てきてすぐ分かってしまいます。私はメモ帳を使ってました。
始めたばかりの方(~10点)
まずは英語を書くことに慣れましょう。制限時間を気にせずとことん書いていくことで、自分がしやすいミスなどの分析ができると思います。問題集としては毎度毎度ですが旺文社がいいと思います。
私の場合はPCをよく使うのでキーボードの操作に慣れていたのでタイピングにそんなに困らなかったのですが、そうでない方にはタイピングソフトなどを活用しましょう。
経験が付いてきた方(11~17点)
Integrate問題対策として、しっかり聞いて内容を把握して流れよくWritingする練習をしましょう。旺文社の問題集のChapter3やTOEFL公式問題集で練習しましょう。また、語数が多くなるようにたくさん書けるようになりましょう。
Independent問題ではお題の意見に対して賛成反対両方に対する3つの理由、計6つ考えます。実際の試験ではここまで考える必要はありませんが、この理由を考えるスキルはとても重要です。互いに異なる理由を瞬時に考えることはなかなか難しいです。考える時間が少なくなればなるほど、Writingに時間を使えるので楽になります。
高得点を狙う方(18点~)
ハイスコアを狙うためにはミスを限りなく少なくすることと、なるべく多くの種類の構文を使うことです。関係代名詞の非制限用法と制限用法の違いや、aとtheの違いなど、間違えやすい部分はカバーしましょう。
本番対策として、DanielさんのYouTubeや以下のサイトを活用してみてください!
Grammarlyでは60点前後取れたら5段階評価の3、80点前後で4くらいだと思ってください。コンスタントに80点くらい出せると力になっていると思って大丈夫です。
本番中避けること
- Integrate問題で、問題中と同じ単語を使う
- 本文中で同じ単語を何回も使う
- 書いてる途中で時間切れ
- 規定語数未満
まとめ
- Integrate問題ではListeningの内容主体で書く
- Readingから予想できることはカバーしておく
- 規定語数未満は良くないが、多く書くことはOK。語数は多く
- Independent問題ではTSを重視
- 見直しでは簡単にできることを
- 同じ単語を何回も使わない
以上でセクション対策最後のWriting編を終わります。次はTOEFL対策最終編の本番についてです!最後までお読みいただきありがとうございます!
See you next time!