Attack All Around

今やCTFと競プロばかりだが、トビタテ生のアメリカ留学やTOEFL奮闘記

トビタテ留学プロジェクト、完遂。

はじめに


先日、トビタテの事後研修がありまして、トビタテから支援していただいたプロジェクトは無事全てやり通せました。と言ってもトビタテ生としての活動が終わってはなく、留学エヴァンジェリストやグローバルリーダーになるという大きな宿題が残ってます。この記事では、その事後研修内で改めて気付かされたことをつらつら書いていこうと思います。真面目な文面でつまらないかもですが、どうかお付き合いを!


自己紹介


  • 某私立大学院1年生。留学のために1年半休学していたので修士1年生を2年半していて、この夏休み明けに晴れて最終学年に。
  • 情報セキュリティを学んでおり、生粋の理系人間。
  • スポーツが好きで、ボウリングを小3からやってました。最近はプロ野球を見るために合わせたスケジュールで生きてます
  • 現在はCTF(Capture The Flag)という、セキュリティの脆弱性を突いて秘匿情報を掴む、情報系謎解きみたいなものによく参加してます。ちゃんと合法です。


生い立ち

3~5歳のどこかでボウリングデビュー。そこから誕生日は必ずボウリング場に行かせろとせがむ子供になります。地元のボウリング場では小学3年生から入れるスクールがあり、小学校卒業までの4年間参加してました。勉強は得意だったつもりでしたが、小4の頃に受けた全国模試で偏差値50を切り「井の中の蛙大海を知らず」状態だったと思い知ります。そこからいつの間にか中学受験することになり、塾に通いだし、都内でボウリング部がある中学(高校まで一貫)があると知ります。なんとか合格して、6年間部活を楽しく続けました。大学でもボウリングは続けていたのですが、学部4年の時に現在の研究室の教授から留学を勧められます
その頃には修士に進む道は決めていました。しかし、今までボウリングだけが自分の軸で、学士までは学校の教えをインプットだけで何かした実績はなく、その状態で修士の2年間を過ごして自分が社会人として働いて活躍できる土台ができるほど成長できるのか漠然とした不安がずっとありました。ボウリングで飯を食っていく気はさらさらなかったので、今後どうしようとずっと思っていました。そこで留学を勧められて、なにか変われるんじゃないかと渡米を決意。留学直前に、TOEFLで80点取らないと受入許可証が出ないとなったものの何とか出国。帰ってきて、多くの知見を得てそれを論文としてアウトプットできたのがかなり自信になり、社会人でも働いていくため頑張ろうとなっている今現在です。


英語不得意学生のTOEFL iBT初心者が80点取った勉強法 ~TOEFLについて~ - Attack All Around


留学概要

現在の研究室の教授と仲の良い、ジョージタウン大学の教授のもとへ20年3月に渡米。4月に帰国し、その後21年3月までオンラインで活動。
暗号資産(bitcoin etc)の取引の基盤になっているブロックチェーン技術と、第三者機関の信頼を必要とせず暗号資産の契約を履行するスマートコントラクトを学ぶために留学しました。ジョージタウン大学の教授はこれらのエキスパート中のエキスパートで暗号資産界隈の第一線で活躍しており、多くの技術的なことを学ぶことができました。結果として、一部の人が不当に暗号資産を失う危険性のある契約を発見することができました。


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I'll be back. - Attack All Around

留学期間を終えて - Attack All Around




本題の気付き



専門家としてやるべきこと


元々情報セキュリティの道に進んだのは、人々の生活を安全にすることに貢献したいとふんわり思っていました。そのためにもっと情報セキュリティを広める活動をすべきだとも感じました。情報セキュリティの世界では、一般ユーザの力が必要なケースがたくさんあります。例えばパスワードの設定です。技術者がいくらより良いシステムを構築したところでパスワードがずさんだと個人情報が簡単に盗まれてしまいます。「他人が予測できる意味のある文字列にはしないこと」、「よく使われる"password","qwerty"は避けること」「違う認証システムに同じパスワードを使い回ししないこと」などなどやってはいけないことは様々です。専門家が一般ユーザにこれらを伝えて広めることでより安全になるので、そういった専門家になりたいと思っていました。


しかし、事後研修で自分の留学概要をお話しさせてもらった時、ほとんどの方が自分の説明に「???」となっていました。自分が専門的な話を誰にでも分かりやすく説明できるスキルが欠けていることを思い知ります。目標まで全然です。改善すべき部分を知れたことは良かったので、次はこの欠点をなくせるよう動いていきます。勉強会とか開いて練習したいなと思っているので、興味のある方は越えてかけてくれると嬉しいです!!



人脈と交流の大切さ


正直なところ、9時間×2日の事後研修はつらくて集中できないと思っていました。だけど始まってみるとそんなことはなく、他のトビタテ生と議論できてかなり面白かったです。コロナ禍で人と話す機会が減っていたこともあり、会話するのが本当に楽しかったです! それと同時に自分にとって重要な要素なんだなとも思いました。


いろんな方の意見や想いを聞くことで、自分一人ではなかなか持てない視点を理解できます。この視点を増やすことで「一を聞いて十を知る」ようになれるし、一つの物事から多くの情報や知識を知ることができて、なりたい自分に近づいていき豊かになれると思っています。人とのつながりって本当に大事と実感しました。トビタテ生になっていなければ、ここまで色んな人と仲良くなれなかったと思います。



良いパパになりたい


先程書いたなりたい自分とはこのことです。いきなり毛色が変わる話になりますが、許してください(笑)


事後研修であった3つのキーワードを選ぶ課題では、「経済的な安定、家族、知的好奇心」を選びました。知的好奇心については今まで書いたことでお分かりかなと思います。前2つについては、家族の影響が強いです。事後研修時とあるグループで、「学生の勉強はその土地に依存するのでは?」という話が持ち上がりました。首都圏に住む学生は、都内にある多くの学校に進学でき、多くの選択肢を持てる状態にあります。対して地方の場合、移動するにも鉄道があまり多くない、上京するにも親の理解や援助がないとできない、そもそも首都圏と比べ学校が少ないなどがあります。今まで関東で暮らしてきた自分にとってあまり地方のことは考えたことがなかったので反省しています。また、そこから親の経歴も関係するのでは?という流れになりました。そのグループでは親が修士に行ったから自分も行くもんだと思っていた、と自分と似た背景を持つ方がいらっしゃいました。このグループで、かなり勉強について考えさせられました。


私は家族のおかげでボウリングを何不自由なくできて、且つ自分の勉強の面倒を見てくれて…と本当にありがたい環境で育ってきました。今度は自分がその環境を作りたいと思っています。そのために、子供の可能性を広げるよう消さないよう、自分ができることをやっていきたいなと思っています。まずは、高校までの勉強を教えられるくらいにはなりたいなと思っています。塾に行かずに家で勉強について聞けて、且つ塾の先生よりも聞きやすい親だとなお捗りました。どんなことにでも対応できるよう、多くの知識といろんな角度から見れる視点を、今後身に付けていきたいなと思っています。



おわりに


前にも書きましたが、色んな人に関われるトビタテに入って本当に良かったです。これからも色んなお話をしたいので、トビタテ生の方どんどん連絡してくれると嬉しいです!突然電話かけても大丈夫なので、気兼ねなくかけてください!!


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結団式が懐かしい…マスクしてる人なんていない……