Attack All Around

今やCTFと競プロばかりだが、トビタテ生のアメリカ留学やTOEFL奮闘記

留学期間を終えて

こんにちは!Ken.Sです!

 

 

ついに…1年間の(オンラインがほとんどの)留学が終了しました!!

 

毎週研究室全体のミーティング、教授とは1,2週間に1度のペース、そして早稲田の方の研究室のゼミ(日本語, 英語)2つに参加させてもらい、50近くのパワポ資料作成を経て1つの論文を書き上げることが出来ました。

 

今回は、研究後記という形で書いていこうと思います。

 

 

留学前はブロックチェーンを使ってより公平なゲームを作ることができるのか?というResearch Questionで一年半研究してました。ブロックチェーンの改ざん不可能性の利用して、チートのできないブロックチェーンゲームを提案しました。ブロックチェーンを知らない方にとっては、いったい何の話だとなることでしょう…(笑) 

ブロックチェーン:暗号資産(仮想通貨)の取引を記録する技術

 

 

その後留学するためのTOEFLの対策で半年を費やし、去年の3月にアメリカへ出発しました。

 

 

アメリカに来てからは、どのようなゲームにブロックチェーンを取り入れると自分が提案したものよりさらにメリットの大きいものができるのか、を考えていきました。今あるオンラインゲームにおける潜在的な問題をブロックチェーンで解決できればいいな、といった感じでサーベイをしていました。特にブロックチェーンは取引に特化した技術だと思っているので、この特徴で解決できそうな問題を探していました。

 

そこで一つ見つけたのが、「ガチャ、ギャンブルではないか問題」。

ガチャは、ゲーム内通貨(魔法石etc)を払って、ゲーム内アイテム(SRキャラとかそんなやつ)を手に入れます。ゲーム内通貨はリアルマネーを払って手に入れることもできるのに対し、貰えるゲーム内アイテムの価値は毎回バラバラです。日本では改正資金決済法で言及されており、実際に「コンプリートガチャ」というものはユーザーの射幸心を煽りすぎるということで禁止されました。

 

アメリカ在住時の細かい話はこちらをどうぞ!

アメリカ留学始まってバタバタした話 - Attack All Around

第一回チキチキ!強制帰国レース - Attack All Around

I'll be back. - Attack All Around

 

自分でも見返してみたのですが、現地生活を事細かに書いててびっくりしてます(笑) この貴重な1ヶ月の気持ちを思い出すことができたので、ブログを書いててよかったなと思います。

 

 

帰国後2週間はこのように過ごしていました。この頃から自炊を手伝うようになり、今でもちょくちょく手伝っております。料理できる男子になりたいなと…。

2週間の自宅隔離の過ごし方。意識だけは高い大学院生の場合 - Attack All Around

 

 

日本に帰ってきてからは、ソーシャルゲームの問題や歴史、なぜ人はソシャゲにハマるのかなど調べていったのですが、色んな過程を経て既存のブロックチェーンゲームであるCryptoKittiesに注目しました。この時点でもう5,6月でした。

 

私生活の方では、トビタテの人達とひたすらオンラインで話してました。zoomで毎週のように話したりインスタライブをやってみたりオンライン脱出ゲームをやったり、自粛生活の中でも人と話す機会が多くて精神的にも助かっていました。トビタテのみんなありがとう!

 

 

夏にはソースコードを読み込んでデータをクローリングして公平性に欠けてるのでは?と気付き、そこを重点的に調べていきました。金融市場の公平性など色々サーベイしてたら半年かかり気付いたら冬。時間はかかりましたが、その分論文が書けるような成果がしっかりと出て良かったです。

 

夏休み期間になると週1で早稲田の研究室生とオンライン上で遊んでいました。人狼, Among us, boardgamearena, etc. この週1でも色んな人と話すというのが自分にとって本当にプラスに働いていました。研究でネガティブになっても、話せば晴れることが多くて気持ちを切り替えられました。

 

夏休みが明けても同様に遊んでいて、研究以外にも就活のストレスもあったので、いいリフレッシュになっていました。年末になると卒論修論学会などで研究室生も忙しくなりなかなか集まれなかったので、ドラクエⅣをアプリで遊んでいました。ゲームはいい気分転換になりました、やりすぎないようにするので大変でした(笑) 今はドラクエⅦをやり込んでます!なかなか進まない…。

 

 

12月に研究成果を論文にして、なんとか2月初旬の提出に間に合いました。

2月下旬に採択されたと知った時はこの研究だけでなく、2年半前に留学を決意した時から今までの過程までもが認められたような気がして、本当に嬉しかったです!!!

 

採択からは発表に向けた資料を作っていました。発表時間が短く、時間内に収めるのが本当に難しかったです。それに加えて英語での発表…。本番は緊張がすごかったですね(笑) 発表はともかく質問された時に何言ってるか理解できずに困惑してました…。

 

改めてこの一年を書いてみたら、色々紆余曲折があったなと思います。研究が一筋縄ではいかないことも含めて良い経験になりました。

 

コロナ禍で研究するための時間を確保するの比較的簡単かと思うのですが、家での作業が増える分OFFへのスイッチが難しいと感じました。そのスイッチが私は上手く働いてくれたので、今回の採択に繋がったのかなと思います。4月からはまた大学院生に戻りますが、今後とも切り替えを大事にして良い成果をあげたいなと思います。

 

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去年の帰国後、一番見たかったのは日本の桜。今年も綺麗ですね。



 

 

 

改めまして、この一年私と関わってくださりました全ての方に御礼申し上げます。

 

それでは!

 

 

See you next time!